現象
「初期化中...」が表示される
回答
以下内容を見直す事で改善される場合があります。
原因特定にあたり、3つの観点を元に可能性の高い要因から見直し下さい。
1.変化点 | 稼働場所変更、補正情報変更、部品交換などの「初期化中...」表示前後の変化点 |
2.環境 | 衛星捕捉環境(高圧電線、天空率)、補正情報取得環境(固定局の設定、ベースライン)など |
3.ハードウェア ソフトウェア |
ハードウェア GNSSアンテナ配線のゆるみ、GNSSアンテナの故障、エンジン再起動など |
*初期化中は、刃先位置の算出に必要な情報が満足に満たされず、FIX解が得られない場合に表示されます。
初期化の表示に影響している可能性が高い要因
1.補足衛星環境が確保されているか
2.補正情報設定は適切に設定できているか
3.ハードウェアの配線ゆるみ、劣化、故障はないか
4.その他
要因 | 対応 |
1.衛星捕捉環境が確保されているか | |
GNSSアンテナの上空を遮るものはないか |
・GNSSアンテナを遮る装置等があれば遮らないようにする ・高圧電線等がない場所で作業する ・林や谷などでGNSSアンテナの上空が遮られていない場所で作業する *GNSSアンテナの天空率(上空解放面積)が低いと衛星捕捉数が減少し、初期化中が表示されやすくなる場合があります |
衛星飛来状況は良好か |
・現場(地域)の衛星飛来状況が回復してから作業をする *衛星飛来状況(補足衛星数)が良好でない場合に刃先位置の算出に必要な情報が満足に満たされず初期化が表示される場合があります(DOP値2.5以下推奨) |
2.補正情報設定は適切に設定できているか | |
適切なマウントポイントが選択されていない (Ntirp利用の場合) |
適正なマウントポイントを設定する *マウントポイントは補正情報提供プロバイダ毎に異なります |
ベースライン距離は遠くないか (Ntrip/無線機利用の場合) |
・Ntrip利用の場合は、ベースライン推奨距離の10km以内で作業する ・無線機利用の場合は、無線機の推奨環境で使用する *電子基準局/固定局との距離が遠くなるほど精度が安定しなくなる傾向にあります。 |
無線機の設定が適切でない (無線機利用の場合) |
適正な無線機の通信速度を設定する 下記手順通りに実施して下さい メニュー>ツール>無線設定>無線タイプ(外部無線選択)>適正な通信速度:38400選択>OK |
固定局の設定および設置場所が適切でない (Ntrip/無線機利用の場合) |
・固定局の設置環境を見直す(アンテナの上空を遮るものはないか) ・固定局の設定を見直す ・固定局の入力座標(緯度経度)を見直す |
3.ハードウェアの配線ゆるみ、劣化、故障はないか ソフトウェアのデータ処理不良はないか |
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一時的な問題が発生している
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レシーバの初期化を実施する 下記手順通りに実施して下さい GNSSアンテナマーク>GPS情報>情報>レシーバの初期化>OK |
・エンジンを再起動する |
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GNSSアンテナの配線のゆるみはないか |
・GNSSアンテナ側の配線にゆるみがある場合は締め直す ・GNSSレシーバ側の配線にゆるみがある場合は締め直す *機械稼働中の振動により配線がゆるむ場合があります |
GNSSアンテナは壊れていないか |
・GNSSアンテナの故障有無を確認し壊れている場合は交換する [GNSSアンテナの故障有無] 画面からGNSSアンテナの衛星捕捉状況を確認する GNSSアンテナが衛星捕捉していない場合は、GNSSアンテナまわりのケーブル、もしくはGNSSアンテナが故障している可能性があります 片方のGNSSアンテナが衛星捕捉していない場合は、メイン/サブのGNSSアンテナを交換して衛星捕捉状況を確認することで故障部位の切り分けができます |
4.その他 | |
最新バージョンにアップされていない |
モニタ_ファームウェアバージョン方法を確認したい 下記手順通りに実施して下さい IB>表示>3DMCについて>ファームウェアバージョン確認 |
GNSS受信機ファームウェアバージョン方法を確認したい 下記手順通りに実施して下さい GNSSアンテナマーク>GPS情報>情報>ファームウェア確認 |
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補正情報の通信が安定していない |
・安定した無線の通信環境を確保する ・安定した携帯通信網の通信環境を確保する |
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